組立や組み付けの仕事で多いのが、自動車関連の組立や組み付けです。車体の組立はロボットなどが行い、機械化されていますが、ボディの内側など細かい部分の溶接は人の手で行っています。
  
自動車に使われる部品は3万点近くあると言われており、一般的にそれぞれの部品が別の工場で作られています。
  
自動車の生産には、たくさんの部品工場が必要で、例えば愛知県には1,700以上もの関連工場があります。車体の組立と比べて、自動車関連部品の製造は体への負担も少ないことから、若い世代だけでなく40代や50代も活躍しています。
  
工具を使用し組立、部品を機械にセットして加工、器具を使っての検査なども含まれます。

車好きにはたまらない！？自動車関連工場の仕事とは！
  
  

自動車関連以外にもプラスチック製品の組立や組み付けの仕事があります。プラスチック製品を組み付け、検査を行います。プラスチックにウレタンシートを貼り付けたり、型取りをしてカッターで切り取ったりなどを専用の机で行います。
  
力仕事はなく、プラスチック製品なので汚れる作業もありません。決められた手順に従って作業を進めます。プラモデル感覚で作業ができると、楽しみながら作業を行う人も多く、製造業がはじめてでも安心です。
  
綺麗な環境のなか作業ができるため、快適に仕事ができます。プラスチック製品は、機械の部品以外にも、アイスカップなどデザートなどの食品容器にも使用されています。包装加工の検査や荷詰めラインの作業もあります。

軽作業のお仕事というと具体的になにをするの？
  
数多くの製品に用いられるプラスチックに関わるお仕事
  
  

リモコンやパソコン、スマートフォンなどの電子機器系は、空調完備の働きやすい環境が整っている職場が多いです。
  
部品の組立や製品にシールを貼ったり、外観の検査などを行ったりします。また、空調機組立は電動ドライバーを使いネジ打ちや配線のまとめ作業を行うなど、熱交換器に使用する銅管の挿入作業なども含まれます。
  
電子機器の組立てには国家資格である「電子機器組立て技能士」があります。このような資格を持っていると、電子機器の組立だけでなく、修理業務にも携わることができます。
  
電機製品の組み立てや機械、器具などの組み立ての経験がなくても問題ないとする求人が多いですが、必要な技能を持っていると、工場勤務をする上で仕事が見つかりやすいというメリットがあります。

工場での電子の仕事ってどんな仕事？
  
電子機器組立技能士の資格はどうやって取得するのか
  

特別な技術を持っていないとできない仕事のように思われる組立・組み付けの仕事ですが、特別な条件や制限はありません。他の業種からの転職者も多く、年齢性別を問わず多くの人が従事しています。
  
大型重量部品だけでなく、小型部品や小型精密機械もあり、女性も活躍しています。厚生労働省が実施する「仕上げ技能検定」や「電気機器組立て技能検定」などの資格を取得していると技術の証明になります。
  
機械技術は日々進歩しており、多くの人材が必要とされています。